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発達障害の診断と向き合う日々

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去年の冬、発達障害と診断された。ショックな気持ちとほっとした気持ちの両方だった。

診断を受けたことで、これまでに抱えていたモヤモヤが少しだけ晴れたように感じた。

ずっと悩んでいた僕の「できない部分」に、やっと名前がついた。

でも、同時に「これは治せない」と知って悲しい現実だった。もし、病気であれば薬で治せるのに。

だけど、発達障害は生まれつきの特性。一生、付き合って行くしかないものだと。

その時はショックだったけど、時間が経つにつれて、少しずつ現実と向き合うことで受け入れることができた。

心がギュッと押しつぶされる時もあった

診断を受けてからというもの、少しずつ「自分を許せる」ようになってきた。

前までは「なんで普通にできないの?」と自分を責めることが多かった。

時には、心がギュッと押しつぶされそうなほど責めてしまうこともあった。

でも、「発達障害だもんね。少しできないことが多いだけ」と思うようになってから、自分を許せるようになった。

いつも「僕のせいではないよ。発達障害のせいだよ」と慰めることで、重荷を少しだけ軽くなり、前よりもラクに感じられるようになった。

素直に話せる場所

診断を受けてから、定期的に病院に通うようになった。その場所では、身近な人には言いにくいことでも素直に言えてしまう。

先生は、話し終わるまで静かに聞いてくれて、否定することもなく、受け止めてくれる。

身近な人だと「否定されるかも」「理解されないかも」と思って、つい言葉を選んでしまうけど、先生の前では本音で話せる。

同じことを身近な人に言うとたぶん、いや絶対に理解されないと思うし、否定されると思う。

先生はどこまで理解してくれてるかは分からない。でも、否定はされないと安心感があるので、素直に自分を表現できる。

病院の存在

発達障害は、病院に行っても解決することは少ないかもれない。

でも、誰かに本音を話せる場所は病院しか無い。話すことで、少しラクになる。それに、薬を処方してくれるというのも大きい。

薬を服用することで、落ち着きやすくなり、寝付きもよくなる。

根本的な解決には、なっていないけれど、これくらいしか今はできることがない。

この先も、発達障害という特性と向き合いながら少しずつ生きやすい道を探す日々になると思う。

発達障害」をテーマにした本の感想を書いた記事です↓

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